桜が満開だった頃。
毎朝の通勤中、高速道路から見える公園の桜が本当に見事で、「今シーズンは絶対にここに行きたい」と、ずっとワクワクしていた。
週末の天気予報は、1週間前からずっと雨。
それでも私は、「雨でも桜を見に行く!」と決めていた。
傘をさすのが大好きな子どもは、誰もいない公園で思いきり傘をさせたら絶対に楽しい。
そんなふうに考えていたら、途中からはむしろ「どうか予報が変わりませんように」と思っていたくらい。笑
当日の雨の公園は、想像通り誰もいなくて、想像以上に寒かった。笑
案の定、子どもは全力で楽しんでいた。
傘をさして、濡れることも気にせず、むしろ「今日は濡れてもいい日らしい!」と察したようにはしゃいでいて、そんな姿を見ている私までうれしくなった。(ちなみに夫は仕事で不在)
広場しかないと思っていた公園を歩いていたら、遊具まで発見。
すべり台でズボンもパンツもびしょびしょになって、雨の中のお花見は終了。
でも、その日の予定はこれだけだった。
時間にも気持ちにも余裕があって、その空気が、きっと子どもにも伝わっていた気がする。
「ああ、いい休日だな」と思った。
実はその日、友達から遊びのお誘いをもらっていた。
でも連絡を見たとき、珍しく「行きたい!」という気持ちにならなかった。
その時点ではまだ雨予報でもなかったし、なんなら「お花見しよう」という誘いだったから、予定的にも何も問題はなかった。
子どもはその友達の子どもが大好きだし、会ったら絶対に喜ぶ。
それでも、その日はどうしても気が乗らなくて、「予定があるから」と断った。
たぶん、なんとなく疲れていたんだと思う。
でも、雨の中でお花見をして、私の気持ちはすごくすっきりした。
そして後日、また同じ友達から誘いが来たときは、今度は「遊ぶ!」と即答していた。
「雨の中の公園」という、ちょっとした非日常。
「時間を気にしなくていい」という余裕。
「なんとなくの誘い」よりも、自分の気持ちを優先できたこと。
その全部が、私にはよかったんだと思う。
自分の直感って、案外ちゃんとしている。
だからときどきは、自分の「なんとなく」を信じてみてほしい。
びっくりするくらい、心が軽くなることがあるから。
