話しかけてみたら、事務所がちょっとやわらかくなった【事務員編②】 

仕事

前回のお話、一生独身覚悟の私の仕事探しの話はこちら

〜社会人編⑥〜

私が入社したとき、女性と男性が半々くらい、10人ちょっとの事務所だった。 

同世代の人たちもいたけれど、同代ばかりに囲まれていたガソリンスタンドや今までのバイトとは雰囲気が違った。 

  

上下つけまつげはなんとなかく自粛して、ネイルも控えめなベージュやピンクに。 

(いつの間にかつけまつげなしの顔に慣れたけれど、慣れるまでは仕事のあと遊びに行くとき、わざわざつけまつげして出かけてた。笑) 

  

  

朝礼が終わると各々が仕事にとりかかるのだけれど、みんな黙々と仕事をしていて、それを見て「かっこいい!!」と思っていた。 

  

とにかくラッキーだったのが、女性先輩が、冗談抜きでみんな優しくて楽しい人達だったということ。

休憩時間はとにかく甘えて過ごしてた。笑 

(それは今も相変わらずで、先輩たちは今でも優しくて、楽しくて、当時よりもっと頼りになっている。) 

私の業務は、一ヶ月後に退職する男性から引き継いたのだけれど、当時、その業務についてわかるのは、なんと社長と課長のみ。 

入って二ヶ月目の私が気安く声をかけられる雰囲気の二人ではなかった。 

特に課長。 

仕事中は寡黙。声をかけても聞こえているのか怪しい。というか多分(絶対)、聞こえないふり。 

返事をしてくれても、声が小さくて聞き取れない。

(何度か聞き返していると、近くの先輩が通訳して教えてくれる。笑) 

とにかく自分の仕事に没頭していて、「声をかけるな」オーラがすごい。 

しかも、社内だけでなく、社外のひとたちにも同じ態度。

その姿勢、ある意味リスペクト。 

人の目を気にしてしまう私には絶対できないから、うらやましさもある。

(ただ、どちらにしろ 絶対しない。笑) 

だけど、聞かないとわからないことがいっぱい! 

時間をかけたら答えが出てくるようなものでもなく、専門的な知識が必要。 

でも話しかけずらい。 

でもそれでは仕事が進まない。 

でもでもでもでも…葛藤の日々。

ただ、私は知っていた。(もちろんみんな知っていた) 

休憩中や残業中、休出の日は、「別人?」というくらい話すことを。 

そしたら深く開き直るしかない! 

聞く! 

そんなわけで、私はガンガン話しかけることにした。 

わからないことを聞くきだけじゃなくて、休憩中とかフランクなときも。 

業務中は相変わらずだったけれど、私はまたまた考えた。 

メモを残して返事をもらおう!

それなら聞き取れないことが多い私にはメリットが多いし、話しかけるなオーラを出している課長にとっても、時分のタイミングで返事をするほうが煩わしくない。 

こんな感じで働きやすさを見つけつつ、実は話好きの課長と話しているうちに、みんなが柿がっているほど怖い人でなはいことを知っていった。 

そんなこんなでいつのまにか課長が柔らかくなって、そしたら事務所の雰囲気もよくなって、そしたら離職率が低くなって、個々のスキルも上がって、課長(途中から部長に昇格)の業務負担も減って、さらに部長が柔らかくなって、今、職場は最高にいい雰囲気。笑 

私は「人は話してみないとわからない」と思っているので、苦手だと思う人とも、それなりに話す。(私をストレスまみれにした新人を除いて) 

そうすると、「すごくいい人!」とまではいかなくても、「思ったより話しやすい」と感じることがほとんどで、「やっぱりこの人苦手!」と思う人はほとんどいない。(←なんなら私をストレスまみれにした新人だけかもしれない) 

=苦手な人がいない=人でイライラすることがほぼない=快適! 

必要がなければベラベラ話すこともないし、「苦手」から「思ったより悪くない」になるだけで十分! 

なんとなくあった「苦手かも」のこちらの壁がなくなれば、相手も大体同じような感覚になってくれている気がする。(自己中心的な考えだけど。) 

私をストレスまみれにした新人がグイグイきたら、私はもっと苦手になるだろうから、例外はもちろんある。 

私をストレスまみれにした新人に出会って、全てが上記方法では克服できないことを知ったし、自分を守るためなら苦手なままでいるほうが心身のために大切だということも学んだ。 

現在進行形中の職場なので、なにかひらめいたら、間に別内容はさみつつ、しばらく【事務所編】続きそうです。 

よろしくお願いします。 

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