エクステもつけまつげも仕事の原点だった

アルバイト

私が今、「仕事楽しい♡仕事好き♡」と言っているルーツはあるのか。

一度、ここまでのバイトを振り返ってみます。

まず焼き肉屋のバイト。 

働くうえで、人間関係って本当に大事だなって、気づかせてくれた経験だった。 

緊張していたのもあったけれど、「無理だ…!」って思ったあの直感、今振り返っても、間違っていなかったと思う。

今の私は、新入社員の指導をするとき、業務内容よりもまず「話しかけやすい雰囲気づくり」が一番大事だと思っていて。 

もちろんやり方は人それぞれだけれど、少なくともあのときのオーナー夫婦は、バイト初心者の高校生相手に、ちょっと配慮がなさすぎたんじゃないかなぁ…。 

辞め方は褒められたもんじゃなかったけれど、「働くのがいやにならなかった」という意味では、「辞める」という選択は正解だったと思う。 

ケーキ屋のバイトでは、「見てくれる人はちゃんといるんだ」ということを知ることができた。 

「ありがとう」と言ってもらえるのって、こんなに嬉しいんだ!ということも知った。

整理整頓や掃除って、売上には直結しないかもしれないけれど、それでも喜んでくれたオーナー夫婦の存在があって、「この人たちのために何ができるかな」って自然と思えた。 

これって、仕事をするうえで一番いい形なんじゃないかしら。 

居酒屋では、初めて「いろんな人と一緒に働く」ということを経験。 

学校みたいにずっと一緒にいるわけじゃないし、表面的な付き合いでも充分だった。 

でもここで学んだのはそういうことではなくて、「自分の力だけではどうすることもできないことがある」ということ。

「身長が低いからドリンク作りを任せられない」と言われたとき、この気持ちをどこにぶつければいいのかわからなかった。

どうすることもできない理由で諦めなきゃいけないって、悔しくて仕方がなかった。 

「女性だから」「男性だから」「子どもがいるから」

自分ではどうしようもないことで判断されるのってどうなんだろう。

納得できない気持ちをどこにもぶつけられなくて、未消化のまま終わっちゃったから、今でも忘れられないんだろうな。 

決して長くはない、一度限りの自分の人生、もし今の職場でモヤモヤを消化できないでいるなら、新しい職場に飛び込むのもありかもしれない。

そして、コンビニのバイト。 

何より思ったのは、「接客って、全力でやるとめちゃくちゃ楽しい!」ということ。 

これ、たぶん今の私の原点。 

どんなお店でも、お客さんの顔を見ずに対応する店員さんを見ると、やっぱりちょっと残念だなぁって思う。 

もちろん、そういうのを気にならない人もいるだろうし、私が細かいだけかもしれないけれど。 

だけど私はやっぱり、顔見て、ニコッとしてくれる人に出会うと嬉しくなるし、happyをもらえたなって思う。 

もしあの頃の私が、金髪でエクステで上下つけまつげじゃなかったら、 「見た目で判断されたくない!」っていう気持ちも持たなかったかもしれないし、 そんなに丁寧に接客しようなんて思わなかったかもしれない。 

そう思うと…あの頃の自分、最高だ♡

おかげでずっと、仕事が楽しいよ!

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