これを読んでくれている人が、もし「今の仕事がきらいで仕方ない」と感じているとしたら。
私にできることって、なんだろう。
まず最初に伝えたいのは、私のメンタルは決して強くないってこと。
【居酒屋編】でもちょっと書いたけど、「死にたい」って毎日考えてた時期もあったくらい。
きっかけは、専門学校での友達関係。
仲良しだった子が、他の友達とも仲良くなり始めて、私ひとりが置いていかれる感じがして、焦って、寂しくて。
みんなで仲良くすればいいのにね。
でもあの頃の私は、独り占めしたい気持ちとか、無駄な強がりが邪魔して、それができなかった。
で、結局学校に行けなくなって、「地元に帰りたい」って思う反面、「学校辞めたの?」って見られるのが怖くて、ひとりでモヤモヤ葛藤してた。
世界ってこんなに広いのに!!
当時の私は、自分で作った狭すぎる世界から出られなくなってたなぁって思う。
‥って、なんか語っちゃったけど。
そんな感じで、私は決して強い人間じゃない。
だから、「仕事で嫌なことがあっても、メンタル強いから乗り越えられるんでしょ?」って思われたら、そうじゃないよって伝えたい。
嫌なことがあれば普通に落ち込むし、引きずることだってある。
でも、それでも「仕事がきらい」とはあんまり思わない。
今の仕事は、今までで一番大好き。
だけどこの12年間、「辞めたい」って思ったことが一度もなかったわけじゃない。
(これはまた別の機会に)
私がほかの人と違うとすれば、「仕事が好き!」って公言してることかもしれない。
家族にも、友達にも、職場の人にも。
取引先にさえ言っちゃう。笑
社内の人からは「ほんとに仕事好きなの?」って、冷やかし半分で言われることもあるけど、好きなもんは好きだから、「好き」って言う。
仕事がきらいでも、仕事がバリバリできる人はたくさんいると思う。
でも、「好き好き!」って口にしてると、なんか脳が「今って好きなことしてるんだな~」って錯覚(?)して、ちょっとハッピーになれてる気がする。
好きなことって、覚えるのもそんなに苦じゃないし。
余談だけれど私は、「好きなもの」をまわりに伝えまくってる。笑
好きな色、好きな食べ物、好きなお酒、好きなアーティスト‥なんでも。
だからプレゼントでは好きな色のものをもらう確率が高いし、ビールとワインが好きって言いまくってたら、それもよくもらえるし。
生グレープフルーツサワーが好きだったときは、飲み会のお店選びでみんなが「生グレあるお店ね!」って探してくれたりもした。
「なんでもいい」より、「私はこれが好き!」って発信するだけで、ちょっとだけ生きやすくなるのかもしれないなぁって思う。
そんな、今の仕事も今までの仕事も「楽しい!好き!」と言っている私だけれど、パーフェクトな職場なんてなかった。
何回かにわけて振り返ってみます。
◆パワハラ先輩がいた職場(でも優しいときもある)
この人のせいで「今日も行きたくない…」って思った日、何度もあった。
理不尽なことを言われたり、やらされたりで、ほんと振り回された。
「この人、早く辞めてくれないかな〜」って、毎日思ってた気がするけど、なぜか自分が辞めるっていう選択肢はなかったんだよね。
たぶん、みんな同じように思ってたから耐えられたのと、ずっとパワハラモードじゃなかったからかも。
一緒に笑ったり、ボウリングに行ったりもしてたし、機嫌を見ながらどうにかやってた。
仕事に熱い人ではあったから、学べたこともあって、なんとも言えないんだけど‥
結果的にその人、内部告発で退職。バンザイ。笑
◆冷蔵庫のチョコを勝手に食べる先輩がいた職場
今思うと、ほんとどうでもいい。笑
しかも私のお菓子じゃなくて、他の人のを食べてるのを見てただけなんだけど、超イライラしてた。
私は「人のものは勝手に食べちゃダメ!」って正論でカッチリ決めつけてたけど、
先輩は「なんか甘いものないかな〜」って、冷蔵庫開けて探してて。
ある意味、めっちゃ生きやすい人だな〜って今では思える。
仕事を辞めてから、その先輩と仲良くなって、性格を知ったらなんかもう憎めなくなって、むしろ好きになったくらい。笑
冷蔵庫開けたのも、ただ「なんか食べたい」っていうピュアな気持ちだったんだろうなって、今なら許せる気持ちになってる。
むしろ私が持ってた「正論」って、ちょっと堅苦しかったのかもしれないなぁって思ったりもする。
最近は「モヤモヤするのって、実は憧れてるから」って考えるようになったら、「私ってこんなこと思ってたんだ!笑」ってくだらなくて笑えることいっぱい。笑