引き寄せの法則って?→引き寄せの法則①はこちら
学校を好きではなかった私と、学校大好きだった夫の話はこちら②
長かった反抗期の話、引き寄せの法則③はこちら
1月に地元へ戻り、4月からは新しい専門学校へ通うことに決めた。
そのとき私は、「新しい友達はいらない」と決めていた。
人間関係で悩むのが本当にいやだったから。
(一人暮らし中、学校に行かなくなって始めた居酒屋のバイトでは自然と友達ができたけれど、学校とは別物だと感じていた)
だから入学式でも、誰にも話しかけなかったし、オリエンテーション中も「一人で結構です」オーラを全開にしていた。
だけどすごいのよ、声をかけてくるのよ、みんな笑
金髪、エクステ、バチバチのつけまつげ、しかも無表情。
私だったら絶対放っておく。笑
でもそんなわけで、あっさりと友達ができた。
ただ私は、「程よい距離」を常に意識していた。
近づきすぎると、また自分のイヤなところが出てくるんじゃないかと思っていた。
だけど結局、距離感なんてそのうち忘れて、気づけばただただ楽しい学生生活。
今思えば、全力で楽しんでたと思う。笑
気張らなかったのがよかったし、他県から通っていたという物理的な距離も、程よい“心の距離”になっていたのかもしれない。
卒業後はエステに就職。
女性だけの職場で、あっという間の1年。
気づけばまた、自然と友達ができていた。
辞めてからも遊ぶほど仲がよかったけれど、コロナで状況は一変する。
当時私は妊娠中。
クルーズ船のニュースを毎日緊張しながら見ていた。
とにかくお腹の赤ちゃんを守ることに必死だった。
同じように不安を感じていた友達も多くて、直接会う機会は一気に減った。
その分、グループLINEが過去一レベルで盛り上がる。
でも私は、それに疲れてしまった。
他愛もない話は好きだけれど、愚痴や悪口が続くとどっと疲れる。
通知の数を“重い”と感じるようになっていた。
もともと、頻繁に遊んでいたころから
「なんだか重いな」「楽しいけど、気が乗らないときもあるな」
そんな気持ちになる瞬間は確かにあった。
出産後も合間を見つけては返信していたけれど、「なんか疲れるな」「このノリ楽しくないな」と思うことが増えてきた。
子どもが寝ているときは一緒に寝て体力温存したかったし、子どもが起きているとき、スマホは、写真を撮るためのものだった。笑
返信を後手後手にしているうちに、多分私を除いたグループを作ったんだと思う。
通知が一気に減った。
でも、それに驚くほどショックを感じなかった。
むしろ、すごく清々しかった。 笑
そしてまさかのそのタイミングで、インスタのアカウントもバンされる。
最初はなんとか復活させようと色々試したけれどダメで、「もういいや」と、アカウントを作り直すのもやめた。
友達の投稿を見るのも、面倒になっていた。
(4年後、ようやく今のアカウントを作る)
それから5年。
今でも全然きらいじゃないけど、会おうとは思わない。
気分がすり減るなと感じる人たちと、なんであんなに頻繁に会っていたんだろうと、今では不思議に思う。
LINEとインスタ。
携帯を気にしなくなったことで、 一気に自分の時間が増えた。
(携帯を見ていた時間も“自分の時間”だったけれど、質が違った)
昔の私は、元旦に「睡眠時間4時間!とにかく遊ぶ!」という目標を立てたことがあるくらい、友達と遊ぶのが大好きだった。
学校→バイト→オール→シャワー→学校、という生活も普通だった。
そんな私が今、日常的に会う友達はほんの数人。
みんなで集まる仲間はいるし、2番目に行った専門でできた友達は、会えば涙が出るくらい笑いあえる大切な友達。
でもそれは年に数回会ったりやりとりする友達で、それぞれのペースがある。
すごくいい距離感。
これって大事。
いらないものや合わないものを“意識して”手放したら、 時間も、心も、そしてお金にも余裕ができた。
(毎月のディナー、友達の誕生日、着て行く服…振り返ればいろいろかかっていた)
「意識して手放せた」ことが、自分の中で大きな自信になった。
意識すれば、ちゃんと変えられる。
そこから少しずつ、“意識する”ことを覚えていった。
「それ、本当に食べたい?」
「その情報、今の私に必要?」
「その人、ほんとに会いたい?」
考えて、選ぶ。
考えて、選んで、行動する。
例えば私は今、会社でお昼ごはんを食べない。
これまでの人生、3食が当たり前だったし、周りもみんな食べていたし、私も「お昼だから食べる」ことに疑問を持たなかった。
でもある日、「あれ?これ食べたいわけじゃないな」と思った。
1日食べなかったら、午後眠くならなくて快適だった。
次の日も食べなかったら、「お昼、お腹空いてないかも」と気づいた。
3日目、夜ごはんが待ち遠しくて、おいしく感じた。
続けてみたら、足がむくみにくいことにも気づいた。
“当たり前”に意識を向けたことで、
また少し、自分への信頼が増えた。