拒否反応、出てた側です

体験談

グルテンフリーとか、ビーガンとか、オーガニックとか。


聞いただけで拒絶反応が出る人がいることを、私は知っている。


数年前の私が、まさにそうだったから。

なんだか漠然と、自分が悪いことをして責められているような気がしていた。


だから逆に、「自分は特にこだわりはないけれど、どっちでもいいよ〜」と言える人を見ると、心からすごいなと思っていた。

前にも書いたけれど、私はとにかく健康だった。


野菜は嫌い、スナック菓子は大好き、ラーメンは濃い味派。


それでも健康診断には引っかからないし、風邪もひかない。

月の半分くらい頭痛薬を飲むことと、花粉症がひどいことは、体質だから仕方ないと受け入れていた。

先に出産した妹の子どもがアトピー体質で、妹はとにかく勉強した。


本を読んで、セミナーを受けて、信頼できる先生を見つけて受診した。

個人差もあるし、環境もあるし、私が学んだ知識ではないから無責任なことは言えない。


でも、“食で変えられることがある”という事実を、私はそのとき初めて知った。

今ならもっとすっと受け入れられたと思う。


だけど当時の私は不妊治療中で、とにかくトゲトゲしていた。


子どものために集めた情報を開くこと自体が、正直つらかった。

油、牛乳、小麦、添加物。


「私には関係ない」「摂っていても健康」「そういう話はきらい」
深く知ろうとせず、拒否感だけを前に出していた。

自分が出産して、妹に子どもの睡眠や離乳食の話を聞く機会が増えた。


参考にすることもあれば、やっぱり合わないこともあった。


それでも、「子どもを大切にしたい」という気持ちは同じだということは確かだった。

そして転機は、私の花粉症だった。


詳しくは別の記事に書いたので割愛するけれど、これは私の人生を変えた出来事だった。

体質は体質。


でも、変えられる部分もあるんだと知った。

頭痛については、小麦粉が原因だったのか、薬を飲まなくなったからなのか、正直わからない。


だけどやっぱりそのきっかけは「ゆるくグルテンフリーをやってみよう」と思えたこと。

何も知らずに拒否していたものを、いったん受け入れてみた。


それだけだった。

ただ!声を大にして言いたいのは、
グルテンフリーがいいとか、薬を飲まないほうがいいとか、そういう話ではなくて。

人生は一度きり。


だったら、好きなことをして生きたいし、生きてほしい!

体調がよくなった今の私ですら、ときどき自分に聞く。


「ラーメン、もっと食べたくない?」って。笑

それでも私は今の生活が苦ではないから、「今のままで大丈夫」という答えを出しているだけ。


考え方は本当に人それぞれ。

運動嫌いな私に、どれだけ運動の良さを力説されても、心は動かない。笑


ただ。人の話に耳を傾けて、柔軟に動けたという経験は大きかった。

否定するだけでは、もったいないこともある。
そんな話でした。

ちなみに。
これを書いている2日前、大好きなラーメン屋さんでラーメンを食べて、1日前には妹夫婦と一緒にグラコロを食べた。

お腹はめちゃくちゃ張って、昨日の夜ごはんは食べられなかったけれど、楽しかったから、全部よし♡

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