育休明け、仕事が変わった日【事務員編③】 

仕事

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仕事が好きな私。

だた、「今の会社を辞めたいと思ったことがあるか」と聞かれたら、答えはNO。 

育休明けの私は、本気で毎日辞めることを考えていた。 

理由は。

子育てとの両立の難しさではない。 

大好きで、自分に一番合っていると思っていた仕事が、他の人に引き継がれていたから。 

しかも復帰したらまた自分に戻ってくると、疑いもしなかった。 

私はその業務が大好きで、誇りも自信もあった。 

社内でも社外でも「私はこの仕事が大好き」と宣言するくらい。 

(入社してすぐの頃、社長と課長にしか聞く相手がいなかった、あの仕事) 

産休に入る数か月前、その仕事を数か月前に入った人に教えることになった。 

正直、その頃の毎日を思い出すのも嫌なくらい。笑 

そして出産から4か月後、育休から復帰。 

最初に言われたのは── 

「その人の業務がなくなってしまうから、あなたはその人をサポートしながら別の業務にあたる」ということだった。 

心臓が速くなった。 

目の前が真っ暗、頭が真っ白。

新しい業務はまだ決まっていなかったので、「何かやることありますか〜♪」と明るく見せながら、色々な雑用を引き受けた。 
(明るくしていないといつでも泣けそうだった) 

私から引き継いだ人があれこれ聞いてくるたび、心から憎々しく思っていた。
(最悪な感情だけど仕方ない) 

「私のほうが好きなのに、できるのに(←当たり前)、なんで私じゃないの」って。 

もちろん、その人が悪いわけじゃないことはわかっていた。 

どこにぶつけたらいいかわからないイライラが苦しかった。 

だったらもっと長く育休を取ればよかった。 

もっと子どもと一緒にいればよかった。 

あの仕事に戻れないなら、辞めてもいいかもしれない──。 

気づけばいつもそのことを考えていた。

仕事中は涙をこらえるのに必死で、帰ってからたくさん泣いた。 

でも夫の前では弱音を吐かなかった。 

「仕事が好きな私」を貫きたかったから。(謎の意地) 

そんな日々が、数か月続いた。 

(本当に苦悩の日々だったので、正直ところどころ記憶が曖昧) 

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